ひと区切り

てっきり 旅立ったときのような天気のつもりが

会場のホテルに着くまでは とても上着なんてきてられなかった

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途中休憩もはさみ 和菓子と茶なんて久しぶり 

母の四十九日のお勤めを無事終えることができた

会席会場に移動してビックリ 警報が出るほどの雨になっていた・・・

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相変わらず にぎやかな会食となったが

みんなが笑顔で料理を楽しむ姿を見て 母もさぞかし喜んでいることだろう

自然に料理から 母の思い出話が出てくる

母から「食」は切り離せないので 良い供養となった

読経の最後に おじゅっさんは

母のひと月ほど後に亡くなった小林麻央さんを例えに諭した

晩年の姿だけに目が行きがちだが

それだけではない たくさんの彩りある故人の人生にもっと目を向けなさい

生者必滅 今日良く生きることを故人が教えてくれている と
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奇跡の脳

5年前の今夜 脳で大動脈瘤が破裂した母

5回目の七夕は迎えられなった今朝

ラジオで 左脳に脳卒中を発症した 脳科学者の著書の話を聞いて

今になってやっと 母の置かれていた状況が少し分かったような気がしてきた

「自分の身体の境界線が分からなくなり、液体のように感じる」

「そのことが心地よい」

「その状態が回復してしまい、戻れないことが残念である」

脳が壊れ 回復するということは こういうことなんだ

母の症状はもっと重篤だったので 違っていたと思うものの

この知識を知っていたかった

そして

たとえば 「怒り」 

脳が発令した指示は90秒ほどしか持続できないので

そのことを理解すれば

脳の指示に従わない選択も可能

脳は怒れと判断したが 私は却下もアリ

でも全部 脳の指令ですよね!?

「奇跡の脳」 が 読みたい


今のキモチ

喪失感 というよりは

すべて完結したんだ が近い

してあげられて本当に良かったと感じた「湯灌の儀」までは そばに居た母も

昨日の通夜が近づき 棺に納められ祭壇に祭られると 徐々に遠くなり始める

賑やかだった通夜の会食もつかの間 あっという間に今日がきて

いよいよ本当の別れが近づいてくる

孫の写真と 大好きだった花でいっぱいになった棺が閉じられ

炉の扉を父が閉めるまでは 涙が止まらなかったが

母が空に消えていくころには

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キモチの整理はつき始めていて

もう収骨の際には 涙は出なかった

ただ 母の骨にはこれまでの彼女のがんばりが残されていた

そしてやっと 5年前の七夕に家を出て以来の母を

連れて帰ってあげることが出来た

晩年の人生は 母の望んだものではなかったと思う

ただ毎日 病院や施設に通い続けた母に対する父の愛は

母がこうならなければ気づかなかっただろう

今回の葬儀でも一番心残ったのは

通夜の会食の挨拶で 父が泣いたことだった

母さん 父さんと結ばれて本当に良かったね

あなたの子供で本当に良かったです

生んでくれてありがとう!

遺影とイエィ♪

通夜は 無事終えることができた

その後の会食も進み 勢ぞろいした孫たちは

スマホで SNOW撮りまくり・・・

もしこの場に母が居たら 当然入っている訳で

じゃ これでいいんだ

ネズミになった 母と孫たちを♪

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明日 棺に入れてあげよう

1781日間

母のがんばりは終わった

サイレントモードを解除し忘れていたことを激しく後悔した

昨日一気に状態は低下 家族がそばにいることが許され

酸素濃度は80%しか維持できなくなっていたものの

一晩乗り越えてくれた

朝には少し上向いた気配を見せてくれ 酸素も90%を超えていたので少し安心したのが間違いだった

20分ほど前に父と話しを聞いた時は 大丈夫そうだったのに

直後急変 そばにいた家族からの18通目の連絡に気づき 折り返した妹の声は

「母さんもうだめ・・・医者の到着待ち・・・すぐ来て・・・」

あわてて向かったが あきらめていた

たどりついた部屋の扉の奥には

朝分かれた時とは変わって 顔が真っ白になってしまった母が居た

「やっと楽になれて、よかったね」 と 母のほほをなでた

エンゼルケアを受け 薄化粧を施され母は寝ているみたいで

メイドさんみたいな フリフリが顔に巻かれていて 笑ってしまった

予定の時間が来て寝台車に乗り込む時は 多くのスタッフさんが見送ってくれた

斎場に向かう前 自宅を経由してもらい

スタッフさんが 布団と白布をめくってくれた

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家を出たあと スポ少で通った小学校だよ

帰りのラーメン屋 美味しかったね

大好きな学園の前通るよ と母と話した

そして以前の家の近くや 母がママチャリでよく行ってたスーパーの前を経て斎場に

着いたときは 目頭が熱くなった

控室に母が安置されると ほどなく式の打ち合わせが始まったが

事前相談のおかげでスムーズに進み

祭壇は母らしい花で彩ってもらうようにお願いした

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夕食を取り 再び訪れた控室は

賑やかな宴となっていた

大好きだったいっぱいの花と一緒に

賑やかに送ってあげよう